赤ちゃんにテレビ見せるのはいつから?注意点は?おすすめ番組8選

家事に育児に、そして仕事に頑張っているママ達。毎日お疲れ様です。
忙しい日々にテレビの存在って、とってもありがたいですよね?
ぐずる赤ちゃんをあやしてくれたり、手が離せない時の子守替わりになったりします。
でも本当にそんなんでいいの?と疑問に思うこともあるでしょう。
赤ちゃんにテレビを見せていい時期や注意点、子供向けのおススメ番組などをご紹介していきます。
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赤ちゃんにテレビ見せて良いのはいつから?注意点は?
テレビは、子育てママにとってついつい活用してしまう便利ツール。
良いメリットがたくさんあるテレビにもデメリットがあります。
以下にて赤ちゃん・ママ・テレビのトライアングル関係にて、上手な付き合い方を一緒に確認していきましょう。
赤ちゃんにテレビはいつから見せても大丈夫?
2004年に赤ちゃんとテレビについて日本小児科学会が提言を発表しました。
その提言をするにあたり乳幼児のテレビ視聴について調査を行ったところ、言語の発育に影響があることが分かりました。
この事実に基づいて発表された提言がこちらです。
提 言
1.2歳以下の子どもには,テレビ・ビデオを長時間見せないようにしましょう.
内容や見方によらず,長時間視聴児は言語発達が遅れる危険性が高まります.2.テレビはつけっぱなしにせず,見たら消しましょう.
3.乳幼児にテレビ・ビデオを一人で見せないようにしましょう.
見せるときは親も一緒に歌ったり,子どもの問いかけに応えることが大切です.
4.授乳中や食事中はテレビをつけないようにしましょう.
5.乳幼児にもテレビの適切な使い方を身につけさせましょう.
見おわったら消すこと.ビデオは続けて反復視聴しないこと.
6.子ども部屋にはテレビ・ビデオを置かないようにしましょう.
これによると2歳になるまでは極力長時間のテレビ視聴を控えるように言われています。
以上のことを踏まえると、出来れば1歳半まではテレビを見せず、2歳になるまでは毎日1時間以内の視聴に抑えるのがベターだといえます。
次に赤ちゃんの視力という点から見ていきましょう。
赤ちゃんのテレビ視聴と視力
赤ちゃんの視力は、生後4カ月頃で0.04~0.08くらいにまで発達し、赤や青、黄色などの色がついたものを認識できるようになります。
生後半年から1歳にかけて、視力が徐々に良くなり、人や物、形が立体的に見えるようになります。
1歳頃の視力は、0.2~0.25ほど。ものの輪郭等はまだはっきりせず、両方の目で同時に物をみる能力が未熟である為、障害物にあたって転ぶことも多いでしょう。
赤ちゃんは、テレビの画面上で動くものや明るい方に興味を示すので、生後半年以降からテレビを見せる方も多いです。
ただ、視力が定まっていない間は出来る限りテレビを見せないのが良いでしょう。
とはいっても、親自身もテレビが見たい時間があるので、見せても良い時期は1歳前後からがおススメです。
視聴時間は、1歳から2歳になるまでは、1日1時間以内というようにしましょう。
テレビを見る時の注意点や安全対策は?
赤ちゃんにテレビを見せる時間以外にも、テレビを見せる時の注意や安全対策が必須です。
テレビをつけっぱなしにしない
赤ちゃんがテレビを見ている見ていないにかかわらず、テレビをつけっぱなしにしているのは厳禁です。
音楽とは違い一方的に流れてくる映像は、仮に集中してみていなくても赤ちゃんの発育面・精神面に影響を与えます。
赤ちゃんといる時は、赤ちゃんにちゃんと向き合ってコミュニケーションをちゃんと取るようにしましょう。
テレビを見ながら授乳をする、赤ちゃんと遊ぶなどのながら育児にならないように気を付けて下さい。
食事中はテレビを見させない
離乳食をなかなか食べたがらず、テレビを見せて気をそらしながら、食べさせる方もいるでしょう。
しかしテレビを見ながらごはんを食べさせる行為は、絶対に行ってはいけません。
なぜなら、子供自身ご飯へ意識が向いておらず、自分が何を食べているのかがわかっていない状態だからです。
食べ物が口に運ばれるという反射だけで食べているので、脳が食事をしているという指令を出しておらず、胃や腸、消化器官の働きが低下している状態です。
何より食は生きる為に大事なこと。テレビがなくても生きることはできますが、食べ物がなければ生きていけません。
食事が楽しくなるように、食卓の雰囲気を楽しくし、コミュニケーションをとるようにしましょう。
テレビを近くでみない
部屋を明るくして、テレビから離れて見させます。
でもちょっと目を離すとテレビ画面のすぐ近くで見ていた!なんてことがありますよね?
何よりテレビを近くで見る癖がついてしまうと、視力低下の原因になります。
ママのいう事を完璧に理解していない赤ちゃんに「ダメだよ」と言い聞かせても、絶対に近くで見てしまいます。
そんな時には、ベビーガードやベビーゲートの使用がおススメです。
これらは赤ちゃんに触ってほしくないものや、近づいてほしくないものから遠ざけるという役目があるので、あるととても重宝します。
寝室や子供部屋でテレビを見ない
テレビを見る部屋はリビングだけ、というように決まりをつくり、リビング以外の各部屋ではテレビを見ない/見せないようにしましょう。
子供部屋にテレビを置くことはしない方が良いです。
子供が成長し、自分でテレビがつけれるようになった時に、勝手にテレビをみてしまいます。
出来れば、テレビは親の目が届く場所において、管理すると良いでしょう。
見せる時は必ず真正面から
テレビを斜め横からみていると、片方だけの視力低下や物を見る時に首をかしげてみてしまう癖がつく恐れがあります。
また、右目と左目の視力に差ができてしまう「不同視」になると姿勢にも影響します。
短い時間であってもテレビを見る時は必ず真正面から見せるようにしましょう。
テレビの位置が斜めにある場合は、真正面になるように位置を正して下さい。
上手なテレビの活用方法とは?
テレビは赤ちゃんと一緒にみる
時にテレビが子守替わりになってしまうことがあるかと思いますが、ちょっとの時間であれば問題ありません。
しなければいけないことを赤ちゃんがテレビをみている間にパパッとすませて、一緒にテレビをみながら、コミュニケーションツールの一つとして、利用するようにしましょう。
子供向け番組に登場するキャラクター達とのやりとりを真似したりすると、赤ちゃんと過ごす時間が楽しくなります。
知的好奇心を刺激してあげる
子供の為になる番組は「知育番組」です。
知育番組は、NHKに多くみられますが、アニメの中でも相手を思いやる気持ちや想像力を豊かさせて、子供の好奇心を広げてくれる番組があります。
赤ちゃんの成長に合わせて、脳にバランスの良い情報を届けてくれる番組を選ぶようにし、子供の心に衝撃を与える暴力的・反社会的な番組は絶対に見せないようにしましょう。
赤ちゃんにおススメの子供向けTV番組8選
パパ・ママ・おばあちゃん・おじいちゃんの皆が赤ちゃんと一緒にみたいおススメ番組をご紹介!
おかあさんといっしょ
2~4歳を対象にした教育エンターテイメント番組。
季節の歌やオリジナルソングなど子供たちの大好きな歌を届ける歌のコーナー、生活習慣コーナー、友情を届けるユニークで面白いストーリー「ガラピコぷ~」など、子供の興味を引く内容が盛りだくさん。
1959年から続く長寿番組で、親子2世代にわたってみている方も多く、筆者もおかあさんといっしょの大ファンです。
歌のお兄さん、お姉さん、体操のお兄さん、お姉さんと一緒に、歌って踊って、毎日元気をもらうことができる番組です。
【放送時間】
NHKEテレ(教育)月~土曜日午前8時~8時24分(24分)
再放送 月~金曜日午後4時20分~4時44分(24分)土曜日 午後5時~5時24分(24分)
いないいないばあ
0歳児から2歳児を対象にした「映像」と「音」で構成されている番組「いないいないばあ」。
番組の始まりは、「わ~お!」の乳幼児体操から。
キャラクターのワンワンとゆきちゃん、ハイハイしている子からよちよち歩きの子まで皆一緒に、音楽にあわせて元気に体操!
他にもワンワンが歌を歌ったり、おえかきしたり、お散歩したり、子供の成長にあわせた遊びがいっぱい!
男の子は、たくさんの車たちが住んでいるのりものタウンに興味津々。元気いっぱい、やんちゃなキャラクターうーたんも人気です。
【放送時間】
NHKEテレ(教育)月~土曜日午前8時25分~8時40分(15分)
再放送 月~金曜日 午後4時5分~4時20分(15分)
みんなのうた
子供から大人まで、世代を問わず愛されるNHKテレビ5分間の音楽番組。
大人が口ずさみたくなる楽曲と曲にあったアニメーションで子供を魅了します。
最近人気のある歌は「お弁当ばこのうた~あなたへのお手紙」
赤ちゃんと一緒に毎日元気に歌を歌いながら、楽しく過ごすことができます。
【放送時間】
NHK総合 月~金曜日午前10時55分~11時・午後1時55分~2時・午後4時5分~10分(5分)
土曜日午後2時55分~3時。日曜午前10時55分~11時。
ひつじのショーン
イギリスの1話7分間のショートアニメ。
ひつじのショーンが主人公。ストーリーの中に言葉はありません。
しかしながら、ユーモアあふれるストーリーや羊たちの表情が面白おかしく、子供が釘付け。
世界各国で愛されるショーンは、子供だけでなくはまってしまう大人も多いそうです。
【放送時間】
NHK Eテレ毎週土曜日午前9時~9時20分(20分)
おさるのジョージ
おさるのジョージが主人公。
好奇心旺盛なジョージは、いつもいろんなことに挑戦しますが失敗ばかり。ハラハラドキドキ。
言い訳したりごまかしたりすることもありますが、愛くるしい表情で許してしまう。子供そっくりのおさるさんです。
一緒に住んでいる黄色い帽子のおじさんがとっても温かく、人情味が溢れているのもこのストーリーの良いところ。
子供の教育を考えさせられるアニメなので、親子で楽しく見ることができます。
【放送時間】
NHK Eテレ 毎週土曜日午後8時35分~9時(25分)
ピタゴラスイッチ
4~6歳を対象とした「考え方」を育てる番組なので、まだ赤ちゃんには時期が早いかもしれません。
ただ、キャラクターが出てきたり、面白い動きのモノが出てきたりするので赤ちゃんによっては喜ぶかもしれません。
考え方を育むというテーマなので赤ちゃんの脳の発育にも良さそうです。
【放送時間】 Eテレ(教育)土曜日 午前 7時45分~8時(15分)
再放送 月曜日 午後 3時45分~4時(15分)
「ピタゴラスイッチ ミニ」も放送中
Eテレ(教育)月~金曜日午前 7時30分~7時35分(5分)
水曜日 午後 5時35分~5時40分(5分)
隔週 金曜日 午前 10時10分~10時15分(5分)
それいけ!アンパンマン
小さい子供達は、アンパンマンが大好き。
我が娘・息子の小さい時もアンパンマンの大ファンでした。
赤ちゃんや子供がアンパンマンを好きになる理由は、なんといっても安心感のある丸い顔。
そして困っている人を助ける正義の味方。
アンパンマン以外にも登場するメロンパンナちゃんやカレーパンマン、しょくぱんマンも人気です。
【放送時間】
日テレ 毎週金曜日10時55分~11時25分(30分)
ミッキーマウスクラブハウス
ミッキーマウスとその仲間たちが送るエンターテイメント!
合言葉は、「ミースカ・ムースカ・ミッキーマウス!」で数字、形、モノの名前、モノの使い方などを考えながら解決に導く知育アニメ。
ディズニーチャンネルは、有料にてケーブルテレビやスカパーなどの契約が必要ですが、YoutubeやDVDからの視聴が可能です。
赤ちゃんのテレビ依存には要注意!
スマホ依存同様、テレビにも依存性があります。
テレビ以外の別のおもちゃで遊びたがらない。
テレビを消すと泣く・・というようにならない為に、視聴時間は短めにして、1日に見る時間を決めておきましょう。
子供番組は、大人も一緒に楽しめるので、一緒に視聴して、赤ちゃんとたくさんのコミュニケーションをとって下さい。