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妊娠超初期症状の着床出血って?この9つを読めば分かる!
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1.着床出血を知る前に!着床ってどういうこと?
まずは、基礎的なお話になりますが、妊娠が成立する過程をご紹介いたします。排卵日に卵子は卵巣から飛び出し、「卵管」にて精子を待ちます。そして、精子と結合できた卵子は「受精卵」となります。
そして、その受精卵は猛スピードで細胞分裂を行いながら、卵管から子宮へゆっくりと移動します。子宮内にたどり着くのは、卵管で受精してから約1週間後で、その時に初めて子宮内膜にもぐりこむのです。
このように受精卵が子宮内膜にもぐりこめた状態を「着床」と呼びます。そして着床が完了したことで、「妊娠が成立」したと言われます。
2.時期に要注意!着床は排卵日から約1週間後
よく間違われるのですが、受精=即着床ではなく、受精してから着床するまでには、約1週間の期間があるのです。
妊娠週数で言いますと、排卵日は妊娠2週目ですので、着床は妊娠3週目にあたります。
3.ない人もいる!?着床出血が起きる原因とは?
受精卵は着床の際、「絨毛」と呼ばれる極細の根のようなものを出し、それを子宮内膜にもぐりこませ、受精卵と子宮内膜を結びつけます。
その際に、子宮内膜を傷つけてしまい、その結果出血が起きるとされています。これがいわゆる「着床出血」と呼ばれているものになります。ちなみに、着床出血は医学用語ではありません。正確には「月経様出血」とされています。
そして、全ての妊婦さんが経験するものではなく、一説によると50人に1人くらいの割合とも言われてます。
このように、実は着床出血がない人の方が多いようです。仮にあったとしても、その程度も人により様々です。
3.生理予定日から逆算!着床出血が起きる期間
この着床出血が起きるのは着床した時、つまり生理開始予定日の1週間前頃から数日間起きる方が多いようです。着床出血が続く期間も人によってまちまちで、1日で終わる方もいれば、生理の様に1週間ほど続く方もいらっしゃるようです。
着床出血が起きるタイミングと出血が続く期間が生理と酷似しているため、「生理と思っていたら、実は着床出血だった!」と後で気づく方もいらっしゃいます。
4.着床出血があった!いつから妊娠検査薬が反応するの?
妊娠検査薬と言うのは、着床出血後に女性の体から分泌されるhCGホルモンに反応します。なので、このホルモンが基準値を超えると反応することになります。
では、具体的にいつごろから反応があるのでしょうか?一般的にhCGホルモンが尿に混ざり妊娠検査薬が反応する可能性が出てくるのは妊娠3~4週目頃だと言われています。
着床出血のタイミングが妊娠週数で言うと妊娠3週目に当たりますので、そのタイミングで妊娠検査薬を使えば陽性反応が出る可能性があります。
ただ、妊娠検査薬の正しい使用タイミングは、
着床出血から1週間後である生理予定日の、さらに1週間後『妊娠5週目頃』と言われています。
フライングでの妊娠検査薬の使用については正しい結果が出ないことも多々あります。
フライングで検査したら陰性で落ち込んでいたが、その後再度正しいタイミングで検査したら陽性反応が出たということが多々あります。
※参考記事:≪フライング≫ 妊娠検査薬はいつから使う?5つのポイントとは?
5.着床出血の色や量はどんな感じなの?
着床出血の色も人によって様々です。
茶色に近い血液の場合もありますし、うっすらとしたピンク色、もしくは生理と同様に真っ赤な出血であることも!
ただし、生理前のおりものでも色が付いている場合もありますので、少し見分け方が難しいでしょう。
量についても同様です。ティッシュやトイレットペーパーに付く程度のごく少量のケースが多いようですが、これも人によってまちまちです。
6.通常の生理との見分け方
上記でもご説明しましたが、着床出血は人によって期間や色・量が異なりますし、タイミングが生理開始予定日と近いこともあり、妊娠超初期症状とは思わず、生理と勘違いしてしまう方も多いようです。
しかし、せっかくの妊娠超初期症状を見逃したくはないですよね?
そこで、一番の見分け方として、普段の生理の出血量との比較が挙げられます。
通常の生理であれば、徐々にその出血量が増えてきますが、着床出血の場合はダラダラと少量の出血が続くケースが多いのです。
出血が始まったにも関わらず日ごとに量が増えない、いつもよりも格段に量が少ないという状態ですと、着床出血である可能性は高まります。
まずはこのように、普段の生理時の出血量と比べてみてください!
※参考記事:妊娠超初期症状は生理前から?10の症状で妊娠を見分ける
7.不正出血の可能性も!
確認した出血が着床出血であれば、妊娠を希望している方にとって、とても嬉しいことですよね?
しかしながら、注意したいのは不正出血である可能性についてです。
不正出血が起きる原因として、子宮筋腫や子宮内膜炎、膣炎、子宮ガンなど女性器に関する病気や、ホルモンバランスが崩れることによっておきるものが挙げられます。
不正出血の場合は、すぐに婦人科を受診するべきですので、要注意です。
例えば、ティッシュに付く程度の出血量であれば、着床出血の可能性もあります。
ですが、生理予定日でもないのに生理2~3日目くらいの大量の出血であれば、不正出血を疑いましょう!
8.流産や異常妊娠の可能性も!
不正出血とあわせて注意したいのが、出血は流産や異常妊娠の前兆でもある点です。
流産
流産しかかっている状態の「切迫流産」、もう進行が止められない「進行流産」のどちらの場合でも、下腹部痛と共に出血があることがほとんどです。
いつまでも続く出血やどんどん増えていく出血の場合、流産の可能性もありますので注意が必要です。
子宮外妊娠
異常妊娠の1つである子宮外妊娠は、受精卵が子宮以外の場所に受精してしまうことを指します。
子宮外には受精卵を育てるスペースがありませんので、受精卵の成長と共に、流産したり、最悪の場合は卵管が破裂したりすることもあります。
子宮外妊娠の場合も、まず少量の出血から始まることがあります。そして妊娠検査薬では「陽性」と判定がでます。
実はここが怖いところなんです!
着床出血と思い、妊娠検査薬を試してみたら「陽性」だった!でも病院に行くには少し早いのでもう少ししたら受診しよう!としていたら、実は「子宮外妊娠」だった、ということも考えられるのです。
胞状奇胎(ほうじょうきたい)
こちらも異常妊娠の1つです。本来であれば胎盤を作る「絨毛」が異常に増殖してしまい、これが子宮内に充満し、胎児もろとも吸収してしまう、とても怖いものです。
胞状奇胎ですと、すぐに手術をして子宮内容物全てを除去しなければなりません。
この胞状奇胎も妊娠超初期から出血が認められることがあります。
腹痛があることは少ないようですが、ひどいつわりが起こったり、初期にむくみがあったり、出血以外にも症状がありますので、見逃さないように注意しましょう!
妊娠初期の流産についてはこちらの記事も参考になるかと思います。
↓
>>妊娠初期の流産に兆候が?!4つの症状と注意点まとめ
9.腹痛など他の妊娠超初期症状もチェック!
実は、妊娠超初期に起きうる症状の中で着床出血が起こる確率は結構低いんです。
ですので、着床出血だけを妊娠超初期症状の判断材料にしてしまうと、妊娠していることを見逃してしまう可能性があります。そのため、他の症状もあわせて知っておく必要があります。
例えば、
- 基礎体温の高温期が続いている
- いつもの生理前とは違う腹痛がある
- 頭痛持ちじゃないのに頭痛がひどい
- おりものの色や量が違う
- 寝不足じゃないのに眠気がすごい
- 胸や乳首が痛い
など、多くの妊娠超初期症状があります。もちろん人によってはある場合もありますし、ない場合もあります。しかし、これらの身体の変化を敏感に察知することで、妊娠の有無を判断しやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、妊娠超初期症状の1つである「着床出血」に関することについてご紹介いたしましたが、いかがでしょうか?
着床出血は妊娠超初期の症状として妊娠の判断材料となりつつも、病気や異常妊娠の前兆である出血と見間違いやすい点がお分かりいただけたかと思います。どちらにせよ、いつもと違うなと感じることがあれば、早めに受診することをオススメします!
ただ、フライングでの妊娠検査薬の使用は正確さにかけるのでちゃんとしたタイミングで使うことをおすすめします。
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