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耳を触るのがサイン?赤ちゃんの中耳炎にまつわる7つの疑問

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こちらを読まれているママさん達も、子供の頃「中耳炎」にかかったことがある方は多いのではないでしょうか?
「中耳炎」は赤ちゃん時代からもう少し大きくなったお子さんまで、多くのお子さんがかかりやすい耳のトラブルです。
ただ、赤ちゃんの場合「耳が痛い!」と言葉で訴えることができません。
ですので、その症状の出現には親が目を光らせていないと、何度も繰り返す中耳炎になってしまったり、最悪のケースでは難聴になってしまったりすることも!
そんな気になる赤ちゃんの耳トラブル、中耳炎について特に注目度の高い7つの疑問について詳しく解説していきます!
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1.そもそも中耳炎ってどういうものなの?
まずは、耳の構造からご説明いたします。
出典:http://www.kodama-ha.co.jp/
耳の奥には鼓膜があり、その鼓膜の外側を外耳、内側が中耳、更にその奥を内耳と呼びます。そして、中耳のあたりには鼻と耳をつなぐ耳管と呼ばれるものがあります。
この耳管は普段は閉じられているのですが、咳やくしゃみをすると、この耳管が開き鼻から耳にかけて空気が通るようになります。
そして、その時風邪などをひいていると、細菌などが混じっている鼻水が耳管を通り中耳のあたりに溜まりやすくなります。
そうすると細菌などが中耳に溜まることで炎症が起き、「中耳炎」となるのです。
そして、中耳炎は原因や症状により、「急性中耳炎」と呼ばれるものと、「滲出性中耳炎」と呼ばれるもののの2つに分けることができます。
次の項目からそれぞれについて詳しくご説明いたします。
2.急性中耳炎の原因ってなに?
中耳炎の1つである急性中耳炎の原因は、ダントツで「風邪」です。
前述のとおり、風邪を引き、その風邪の原因である細菌やウイルスなどが鼻から耳に送られてくることで、中耳に炎症が起きます。
特に、赤ちゃんの耳管は太くて短いため、簡単に細菌などが中耳まで入り込んでしまうため、中耳炎が赤ちゃんによく起こってしまうのです。
また、赤ちゃん特有の中耳炎として、「ミルク性中耳炎」と呼ばれるものがあります。
哺乳瓶でミルクをあげていらっしゃる場合や添い乳をしている場合、赤ちゃんを床などに仰向けに寝かせたままミルクをあげてしまうと、口の中から耳管を通り耳の方へミルクが流れて行ってしまいます。
このように耳の中へミルクが入ってしまうことで炎症が起きたものを「ミルク性中耳炎」と呼びます。
母乳やミルクをあげる際には、抱っこして赤ちゃんの頭を起こしてからにしましょう!
3.滲出性中耳炎の原因はなに?
急性中耳炎にかかった後、耳管に炎症が残り、耳の粘膜や耳管の機能が悪くなることがあります。
これは基本的には一過性のもので中耳炎の治療後には自然と治っていくことが多いものです。
ところが、これが十分に治りきらないまま、再度中耳炎にかかってしまうと、「滲出(しんしゅつ)性中耳炎」と呼ばれるものに移行してしまいます。
滲出性中耳炎になると、中耳の部分に水が溜まってしまったり、鼓膜がへこんでしまいます。そうなると、難聴などの原因にもなってしまいます。
滲出性中耳炎にならないためには、しっかりと急性中耳炎の段階で治しきり、繰り返さないように注意することが大切です。
4.赤ちゃんの中耳炎の症状にはどんなものがある?
一般的な中耳炎の症状には、発熱、耳の奥が痛くなる、耳だれがおきる、難聴がちになる、耳の下が腫れるなどが挙げられます。
しかし、赤ちゃんは耳が痛くてもそれを伝える手段がありませんので、赤ちゃんの様子をしっかりと観察してあげましょう!
中耳炎を疑うべき赤ちゃんの症状や異変とは?
- 耳をしきりにおさえたり触る
- 夜泣きがひどい
- 機嫌が悪い
- 首を振る
- 母乳やミルクを飲みたがらない
- 微熱が続いている
このような症状は中耳炎のサインです!
中耳炎になりやすい赤ちゃんの耳を守ってあげられるのは、周りにいる大人だけです。早めに耳鼻科へ受診するようにしてくださいね。
5.中耳炎の治療はどんなことをするの?切開は必ずするの?
軽度の中耳炎の場合は、鼻水・膿をこまめに吸い取ってあげることで対処していきます。耳鼻科の先生が吸い取ってくれますので、指示に従って受診しましょう。
また、痛みが強い場合には痛み止めを、腫れがひどい場合は抗生物質を服用し痛みと炎症をおさえる治療を行います。
しかし、これらの投薬によって症状が改善されない場合には、鼓膜の切開手術を行うことがあります。
すなわち中耳炎=即切開という訳ではありません。
中耳炎は長引かせずしっかりと治しきることが大切ですので、お医者さんの指示に従うようにしましょう!
6.中耳炎の時はお風呂に入れていいの?
中耳炎は鼓膜の内側の炎症で、耳から鼓膜の中に水が入ることで起きるものではありません。そのため、基本的には中耳炎の時も入浴は可能です。
入浴後は湯冷めしないようにし、早めに休ませるようにしてください。
ただし、高熱があったり、強い耳痛があったり、耳だれが出ている場合は入浴は避けるようにしましょう。体を温めると炎症が悪化し、痛みが出やすくなったりする恐れがあります。
また、鼓膜の切開を行った場合、当日の入浴も避けるようにしましょう。
軽度であれば入浴できるとはいえ、赤ちゃんの小さくて弱々しい耳のこと。不安でしたら、受診した際に入浴ができる状態かどうかを判断してもらうと良いでしょう。
7.中耳炎の時は飛行機に乗っていいの?
大人でも飛行機に乗ると耳が「キーン」となったり、耳の奥が痛くなったりしますよね?これらは、気圧の変化が原因です。飛行機に搭乗すると、耳への影響は少なからずあります。
そのため、中耳炎の時に飛行機に乗ると、気圧の変動により炎症を悪化させる恐れがあります。
中耳炎の際には飛行機への搭乗はオススメできません。
赤ちゃんの中耳炎の炎症の程度にもよりますので、飛行機に乗る予定がある場合は、一度医師に相談してみましょう!
ちなみに、鼓膜の切開をした後や、すでに鼓膜に穴が開いている場合はOKを出してくれる場合が多いようです。
まとめ
いかがでしたか?
以上が赤ちゃんの中耳炎に関して特に多くの方が疑問に思われる7つのことです。
小さい赤ちゃんは、免疫力が低いため風邪を引きやすく、その上耳の構造が中耳炎になりやすい形状のため、中耳炎になりやすいものです。
多くの赤ちゃんがかかる中耳炎ですが、何度も繰り返さないようにするためには早期発見・早期治療が大切です。
是非参考にしてみてくださいね!
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